少 林 気 功 宣 言 Declaration of Shaolin Qigong

気功の入り口を間違えてはいけません。
病気が重い時に意念の難しい気功などとてもできません。
気功は「立つ」ことから、まったく単純なタントウ功から始めましょう。

気功は、ここにある少林門より入りましょう!!

私たちは、心から素晴らしい!!と胸を張って言える、意念を用いない
少林派の気功(少林内勁一指禅功、少林内勁十六尊羅漢気功、空勁気功)を強くお薦めいたします。

空勁気功(1)

空勁気功とは、闕阿水師の直弟子である黄仁忠師が、現代人が練功する時に障害となっていた時間の問題などを改善するために、セット数の導入などをはかり、少林内勁一指禅の本質を残しながら、医療的に編纂したものである。その本質は、少林内勁一指禅と変わらない。

昔の少林内勁一指禅には、一つ問題があった。少林内勁一指禅の一部の功法には、無駄とも思えるほどの長時間、延々と功法を行うものや、最低限やらなければならない時間が定まっていない功法もあった。時間のゆっくりとした昔や、今でも中国の深山幽谷で修行している修行者や、どこかの教団に属し、毎日長時間の瞑想修行が行える出家者であれば、このような功法も実践可能であるが、忙しい現代社会では、実践することが難しい。多忙な現代人やサラリーマンは、一日に1時間すら、気功の時間を確保するのが難しい人もいる。

そこで、黄仁忠師は、患者が健康を回復し、その後、心身をさらに強化する上で、どのくらいやれば効果があるのか?という一指禅功の標準化を研究し、少林内勁一指禅の本質や大部分を残した上で、医療的に効果のある面を中心に標準化し、一指禅功を再編成したのである。呼び名こそ空勁気功と言うが、セット数の導入などにより、現代人が格段に練功しやすくなった一指禅功のことを指している。少林内勁一指禅、羅漢気功と同様に、初級・中級功は、馬歩タントウ功(馬歩とう)を丹念に行い、手指をハン指(ハン指法・手指按動法)させる。そして、このハン指法にセット数が導入されたのは、病気に病む患者にとって、一指禅功がよりやり易いものとなっている。また、ややこしい話であるが、現在、一指禅功と言う名前で日本に普及しているものの多くは、実は、この空勁気功であることが多く、厳密に言えば、空勁気功と呼ぶべきものである。