少 林 気 功 宣 言 Declaration of Shaolin Qigong

気功の入り口を間違えてはいけません。
病気が重い時に意念の難しい気功などとてもできません。
気功は「立つ」ことから、まったく単純なタントウ功から始めましょう。

気功は、ここにある少林門より入りましょう!!

私たちは、心から素晴らしい!!と胸を張って言える、意念を用いない
少林派の気功(少林内勁一指禅功、少林内勁十六尊羅漢気功、空勁気功)を強くお薦めいたします。

少林内勁一指禅(2)

少林内勁一指禅における初級・中級功の中心は、馬歩タントウ功(馬歩とう)である。馬歩タントウ功は、体内反発の原理により、内外気を体内へ周流させ、内気を高め、外気をフィードバックさせる。
また、馬歩タントウ功中には、各功法により順序の異なる手指を降下させる「ハン指法」というものを必ず行う。このハン指法(降ろす指の順番や、両手指の組み合わせ)こそ、少林内勁一指禅のキーポイントであり、秘伝である。

我々の手指・足指のつめの根元には、12正経の経絡先端や末端が開口している。それを井穴(せいけつ)と言う。気は、ある井穴から取り入れられ、また、ある井穴から排気される。これを繰り返して、順次、次の経絡へと巡っていく。こうして、気は、全身を果てしなく巡って、生命活動を営んでいる。ハン指法とは、この経絡に流れている気を加速させたり、減速させたり、また、気の量を加減して、各経絡の気の過不足を補ったりすることにより、気量増加、気の質的変化を行い、内気に強さを与えていく。

ハン指法を行ったら、最後、馬歩とうを最低5分間行い、必ず「収功」しなければならない。
なぜ収功が必要かと言うと、気功状態から日常状態に意識と肉体を戻すことが必要であることと、収功をしなければ、ハン指法は、“意識に影響を与えてしまう”ことからである。また、練功中、ハン指法を行っている時に、ゆっくり静かに指を降ろしなさいと指導される真の意味は、意識に影響を与えるというこの意味にある。

馬歩タントウ功を行う時の対向方位は、旭日昇天方位の「南」を最高方位とする。南が取れない場合は、「東南」・「西南」を次点方位とする。

少林内勁一指禅における上級功では、羅漢功(羅漢とう)を行う。羅漢とうという独特のとう法(立ち方)をする。羅漢とうとは、その立ち姿が釈迦の弟子の中でも、格段に気が強かったと言われる16人の羅漢像に似ていることから名づけられたものである。最初、馬歩とうを行い、次に羅漢とうに移行する。羅漢とうの最中には、決められた回数と手順によるハン指法を行う。羅漢とうを行う意味は、内気に回転力を付け、内気の強さをさらに高めることにある。そして、練功者自身の内気をより強靭なものにするだけでなく、発放する外気の浸透力や、自然外気を自動的に得ながら、同時に発放する能力(自然外気による外気功治療能力)などを最も強く強化することができる。まさに外気功の強化である。ここに、一指禅功は、別名「気功師になるための気功」と呼ばれる由縁がある。